児童書

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ナイチンゲール「看護」はここからはじまった

村岡花子/文丹地陽子/絵発行所:株式会社講談社 青い鳥文庫発行年:2020年8月出版社の内容紹介ページ:ここをクリックしてください。 随感随筆: ナイチンゲール。名前はよく知ってるが、はて? どんな人だったか。看護師さんで、貧しい人たちのために尽力されたのかなあ、なんてことを思いつつ、この本を手に取りました。 まず最初に驚いたのは、上流階級の人で、裕福な家庭で育ったこと。何不自由なく育てられたにもかかわらず、6才の頃になると、「わたしは幸福ではない」と思うようになったそうです。 上流階級での華やかさに一時期は惹かれながらも、一方で、それは自分が真に求めているものではないという思いの中で、葛藤します。そして、様々な困難を乗り越え、看護師の道へと進みます。 看護師といっても、彼女が働いたのは、いわゆる「街」の病院ではなく、「戦場」でした。戦争が行われているところに行って、傷ついた兵士たちの看護をしたのです。それは献身的な看護で、寝静まった病棟をランプを持って巡回する姿は、「ランプを持ったレディー」「クリミアの天使」とも呼ばれ、ある兵士のひとりは、「わたしたちは、まるで天国にいるよう...
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キタリス・ウーと森のお医者さん

竹田津 実/文・写真瀬川尚志/絵発行所:PHP研究所発行年:2018年11月(第1版第1刷)出版社の内容紹介ページ:ここをクリックしてください。 随感随筆: 竹田津先生に命を救われた動物たち。その背景には、傷ついた動物たちを目の前にして、そのままにはしておけない心優しい人たちがいます。 ある日、飛べないトビを先生のところに持ってきた小学生の兄弟。翼を支える大切な骨の一部がないため、安楽死させるしか選択肢がないことを告げると、兄弟たちは大泣き。そこで、先生の奥さんが「子どもを泣かせてはいけません」と言われたそうです。素敵なご夫婦ですね。 人に助けられ育てられた動物はそのままでは野生に戻れないため、先生はそのお手伝いもされます。助けるというのはそういうことなんでしょう。ただただ感心します。 自然との共生のあり方と可能性、自然界の営みの中で失われていく命に感謝をすることを学べる本です。そして、人としての良心、道徳や倫理観を問いかけられ、考えさせられる本です。
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