四字熟語600

四字熟語600

安居危思

読み:あんきょきし 意味:平穏無事なときにも、万一の場合を考えて常に用心を怠らないことが重要であるということ。 解説① この四字熟語は、「書に曰(いわ)く、安きに居(お)りて危(あや)うきを思う、と。思えば則(すなわ)ち備え有り、備え有れば患(うれ)い無し」という文が元になっています。後半の、「備え有れば憂(うれ)い無し」はよく知られていますね。 「書」とは、『書経』のことです。 「安心安全なところに居ても、危ない目にあったときのことを思う。思えば、準備もできる。準備をしていれば、心配はない」というようなことだと思います。 解説② 「居」は5年生で習う漢字ですが、「教室にいます」というように、ひらがなで書きます。また、「~に住んでいます」というときにもひらがなで書きますね。せっかく習った漢字だから、漢字で書きたいと思うかもしれませんが、日本語の書き表し方については決まりがあって、この場合は、原則として仮名で書くというふうに決められています。*『新しい国語表記ハンドブック第八版』(三省堂)「公用文における漢字使用等について」(P242-244) この本の前書きに、「子どもか...
四字熟語600

悪事千里

読み:あくじせんり 意味:悪い行いや評判は、あっという間に、世の中に知れ渡るということ。 解説① この四字熟語は、「好事(こうじ)門を出でず、悪事千里を行く」(善いことはなかなか人には知られないが、悪いことをすると遠く千里にまで知れ渡る)が元になっています。人は、善い行いよりも悪い行いのほうに興味や関心を持つ傾向があるようです。 解説② 「千里」の「里」は、田(区画された土地)と土(つち)からできていて、「さと」の意味を表します。「さと」とは、人の住まない山などに対して、人家のあるところを言います。また、田舎やふるさと、生まれ育った家、という意味もあります。そして、地方行政区画の単位として使われたり、長さを表す単位としても用いられていました。 中国と日本ではこの長さの単位に違いがあったり、時代によって変化があったりしていました。中国の古い時代では一里は405メートル(300歩)で、現代では500メートルです。日本でも、中国から伝わってきた当初は同様だったようですが、その後、一里を約3.9キロメートルとしました。これは旅人(旅行者)が長い距離を移動するさいの目安になる...
タイトルとURLをコピーしました