作・絵:かねこ まき
発行:金の星社
制作:すずき出版
発行年月:2025年9月 初版
*このシリーズは金の星社とすずき出版が提携し、月刊絵本としておなじみの「こどものくに」(日仏保・編)の中で、とくに評価の高い作品を選んで傑作集としてお届けするものです。
出版社からの内容紹介:
どうぶつたちが つなぐ ありがとうのバトン
ある朝、静かな森の中。こざるは木から落ちて困っている小鳥を助けてやりました。自然を生きる動物たちは、助け合いながら暮らしています。あたたかな繋がりのなかで、またある朝、小さな命が巣立ちの時を迎えます。
随感随筆:
タイトルがいいですね。
調べてみると、元々は『あるひ もりの なかで』というタイトルだったようです。
困っているときに誰かに助けてもらう。そんなとき、”ありがとう”という感謝の気持ちを持つことが大切ですが、日々の生活の中で、それを”当たり前”のように感じてしまったりすることもあるかもしれません。
この絵本はそんな感謝の気持ち・心を芽生えさせてくれるように感じました。
それから、この絵本のもうひとつの良いところは、例えば、自分がAさんから受けた恩をAさんに返すのではなく、自分と同じように困っている人たちを助けることによって、間接的に、恩を返すというところです。
この絵本を読んでいたら、”恩送り”という言葉が頭に浮かんできました。わたしの手元にある国語辞典には掲載されていませんでしたが、ネットで調べたところ、最近の国語辞典には掲載されているようです。
英語では、「Pay it forward(ペイ・フォワード)」というらしいですね。また、「思いやりのバトン」という表現もありました。
以前、紹介した『どうぞのいす』や『ゆきのひのおくりもの』も同様の物語ですので、併せて読んでもらえたらと思います。

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