さく:なかや みわ
発行所:小学館
発行年月:2023年9月(初版第1刷)
出版社からの内容紹介:
そらまめくんと なかなおり、できるかな?
そらまめくんとおまめのなかまが遊んでいるうちに、けんかになってしまいました。
あ~あ、そんなつもりなかったのに・・・
ちゃんとあやまればよかったな、
いやなこといっちゃったな、
えっと・・・あのね・・・・・・「ごめんなさい」!
けんかになってしまったときの悲しい気持ち、すぐに謝れなくてもじもじしてしまう様子もわかりやすく描かれています。
子どもたちの日常によくある光景ですが、「ごめんなさい」が言えたらもっと仲良くなれるんだ、と素直に謝る気持ちを育むことができます。
〈 編集者からのおすすめ情報 〉
「ごめんなさい」を言うのはとても勇気がいること。
でも、きちんと伝えれば仲直りできる魔法の言葉です。
少しずつお友だちと関わるようになってきた1・2歳のお子さん、恥ずかしさを感じるようになってきた3・4歳のお子さんにも楽しんでもらえるお話です。
随感随筆:
けんかのきっかけをあとでよく考えてみると、ささいなことであったり、ちょっとした言葉の使い方だったりということが多いような気がします。そんな場合の仲直りは意外と簡単かもしれません。
一方、相手のことを思いやらずにせめたり、自分本位にわがままにふるまったりする場合は、まず、自分が悪いということに気付く、気付かせることが必要になってきます。でも、小さいお子さんには難しいかもしれませんね。
いずれにしても、「ごめんなさい」という言葉には、「自分が悪かった」と心からそう思うことが大切な気がします。
この絵本は、そのことをそらまめくんたちの表情や仕草で気付かせてくれる、いい絵本だと思います。
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