おむすび ころりん

文:與田準一
絵:渡辺三郎
発行所:偕成社
発行年月:1967年6月1刷、2011年3月68刷

出版社からの内容紹介:
 おむすびころりん すっとんとん。日本古来のねずみ浄土話を、リズミカルな語り口とおおらかでユーモアたっぷりの絵で描きます。

随感随筆:
 題名はよく知ってるが、物語の詳細までは覚えておらず・・・。
 改めて読んでみると、、、やっぱりおもしろい。
 著者の解説によると、平安時代に発生した話ではないかと。また地方によっていくらかずつの違いがあって、北は青森から南は鹿児島、沖縄あたりまで、広く伝わっている話だそうです。
 恥ずかしながら「浄土話」という言葉を初めて知りました。地中訪問によって宝物を獲得するという発想が中心の話だそうです。そして、人間はどのように生きたらよいかという心情の持ち方なり道徳上の教え諭しが話のテーマになっているそうです。
 子どもたちに、「良いことをしなさい」「悪いことはしてはいけません」と、口をすっぱくして何度も言うより、こういった絵本を読んだり聞いたりすることによって自然に善悪の判断がついていくのがいいように思いました。

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