原作:サン=テグジュペリ
文・絵:いもとようこ
発行所:金の星社
発行年月:2024年2月(初版)
出版社からの内容紹介:
200以上の国と地域で読み継がれる物語
世界中の子どもたち、そして大人たちを魅了する不朽の名作を絵本で
王子さまが気づいた本当に大切な世界でたったひとつのもの
王子さまは1本のわがままなバラを大切にしています。バラを残し故郷を去った王子さまは、旅の中でかけがえのない友人きつねを得て、真に大切なものに気づきます。世界中で愛される不朽の名作をいもとようこの世界で。
●あなたへ……
『星の王子さま』の原作は
とてもふくざつで、ながいお話です。
この絵本は、そのなかで
とくにたいせつなものを、
わたしなりにひょうげんしてみました。
あなたが、もっと大きくなったとき、
原作もよんでくださいね。(いもとようこ)
随感随筆:
いつだったか、星の王子さまの児童書を手にしたことがあるんですが、よく理解できなくて、なんかつまらなく思えて、途中で読むのをやめてしまいました。
今回、絵本版を手にして、「ああ、そういう内容の本だったんだ!」と、やっと理解できました。
星の王子さまの、長く複雑な話を短くまとめて絵本にするということは原作を読み込んで読み込んで理解し、その内容を頭の中で整理するといった、たいへんな作業とご苦労があったと推察しています。
絵本の、「絵」の持つ力を強く感じました。
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