作:よねづ ゆうすけ
発行所:講談社
発行年月:2021年3月(第1刷)
出版社からの内容紹介:
ねこさんとねこさんが、おさかなを二人でとりあいっこ。さあ、どうしたらいい? 分かちあう心を自然にはぐくむ楽しいしかけ絵本。
本書は、「シェアリング=分かち合うこと」がテーマ。ひとつのものを二人がほしいと思ったときに、半分こする思いやりややさしさを、穴あきのしかけを通して楽しみながら理解できる絵本です。
だまし絵を楽しむ『のりものつみき』、色が変化していく『にじいろカメレオン』、意外性に富んだ「だーれ?」シリーズ、穴あきしかけ『もぐ もぐ もぐ』、図形を生かした『ぴたっ!』『まる まる まんまる』など、つぎつぎと新しいしかけ絵本を生み出している、よねづゆうすけの最新作。ちいさいお子様にやさしいボードブックです。
アメリカの有力書評紙KIRKUS REVIEWSにおいて、2020年ベストボードブックに選出されました。
随感随筆:
動物たちが好きな食べ物を分かち合う。分かち合うことで笑顔になる。
それが単純に繰り返されることによって、分かち合うことを無意識のうちに行うようになり、お互いが満足し合い、喜び合う。
「足るを知る」「分け合えば余る。奪い合えば足らぬ。」
こういった絵本を読むことによって、大人になったときに、それが当たり前として受け容れられるのではないかと思いました。
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