センス・オブ・ワンダー

著:レイチェル・カーソン
訳:上遠恵子
写真:森本二太郎
発行所:新潮社
発行年月:1996年7月、2020年8月(65刷)

出版社からの内容紹介:
 子どもたちへの一番大切な贈りもの! 美しいもの、未知なもの、神秘的なものに目を見はる感性を育むために、子どもと一緒に自然を探検し、発見の喜びを味わう――
*映画化:レイチェル・カーソンの感性の森(2011年2月公開)

著者プロフィール:
 (1907-1964)ペンシルベニア州スプリングデールの農場主の娘として生れる。ペンシルベニア女子大学で動物学を専攻後、ウッズホール海洋生物研究所などで研究を続ける。1936年漁業水産局に就職し、政府刊行物の編集に従事。1940年に魚類・野生生物局に移り、1952年に退職するまで、野生生物とその保護に関する情報収集にあたった。1951年の『われらをめぐる海』で、生物ジャーナリストとしての地位を確立。1962年に発表された『沈黙の春』は、自然破壊に警告を発した先駆書として、その後の全世界に大きな影響を与えた。

*参考資料:
映画『レイチェル・カーソンの感性の森』公式サイト、配給・宣伝:アップリンク
https://www.uplink.co.jp/kansei/

随感随筆:
 この本はガンにおかされた著者が、自分に残された時間がそれほど長くないと知っていて、最後の仕事として取りかかったそうですが、それを成し遂げる前に亡くなられたそうです。
 友人たちは、彼女が私たちに遺してくれた最後のメッセージを一人でも多くの人に伝えるため、そして彼女の夢を果たすために原稿を整え、亡くなられた翌年に出版されたそうです。

 こういった背景がわかって読むと、一文一文が心に刻まれていきます。

”子どもにとっても、どのようにして子どもを教育すべきか頭をなやませている親にとっても、「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではないと固く信じています。”p24.

”子どもたちの世界は、いつも生き生きとして新鮮で美しく、驚きと感激にみちあふれています。残念なことに、わたしたちの多くは大人になるまえに澄みきった洞察力や、美しいもの、畏敬すべきものへの直感力をにぶらせ、あるときはまったく失ってしまいます。”p23.

“生まれつきそなわっている子どもの「センス・オブ・ワンダー」をいつも新鮮にたもちつづけるためには、わたしたちが住んでいる世界のよろこび、感激、神秘などを子どもといっしょに再発見し、感動を分かち合ってくれる大人が、すくなくともひとり、そばにいる必要があります。”p23-24.

・・・等々、心に響くメッセージがちりばめられています。

 図書館で借りましたが、手元に置いておきたくて、思わず買ってしまいました。


 
 

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