2025-05

出直し!漢字学習

「浩」と「告」

「助長抜苗」という四字熟語に関係する「浩然の気」「浩然の気を養う」の「浩」について、その成り立ちや意味、そして「浩」の旁(つくり)になっている「告」についても調べましたので、その結果を残したいと思います。いつものことなが...
四字熟語600

313:助長抜苗

読み:じょちょうばつびょう意味:成長を助けようとして力を貸すことがかえって成長を妨げること。出典:『孟子』<公孫丑章句・上>解説①: この四字熟語は次のような話が元となっています。以下、『孟子(新釈漢文大系4)』の訳文を...
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「求」と「裘」

「縁木求魚」という四字熟語にある「求」について調べたところ、成り立ちについての解説に理解しにくい点があったことと、「裘(キュウ、毛皮でできた衣服)」と興味深い関係があることがわかったので、まとめてみたいと思います。 「求...
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縁:常用漢字、漢検4級

「縁木求魚」という漢字の「縁」。簡単な成り立ちかなと思って調べ始めたんですが、不明な点があるためか、各辞典の解説も意見の分かれるところのようです。結局、どれが正しいのかの判断はわたしにはできませんでしたが、思考の過程を備...
四字熟語600

077:縁木求魚

読み:えんぼくきゅうぎょ意味:不可能なことのたとえ。出典:『孟子』<梁恵王章句・上>解説①: この四字熟語は、「木に縁(よ)りて、魚(うお)を求む」とも読みます。「縁りて」とは、「よじ登る」ことです。 意味に、「不可能な...
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暴:教育&常用漢字、漢検6級

「一暴十寒」という四字熟語を調べているとき、「暴」の成り立ちについて興味深いことがわかりましたので、まとめてみたいと思います。 成り立ちを説明する前にまず意味の確認をします。『漢字源』「漢語林』『角川新辞源』の3冊に載っ...
四字熟語600

027:一暴十寒

読み:いちばくじっかん意味:努力が少なく怠󠄀(おこた)ることが多いのを戒めた語。出典:『孟子』<告子章句・上>解説①: この四字熟語は次のような文から作られました。以下、引用ですが、いくつかの漢字には読みをつけています。...
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「知」と「智」

「良知良能」という四字熟語を調べていたとき、「知」と「智」の関係や成り立ちについて面白いことがわかったので、忘れないようにメモしておきたいと思います。 いつもは漢字の成り立ちからみていくんですが、今回はまず先に意味をみて...
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「能」と「熊」

「良知良能」という四字熟語について調べていたとき、「能」の成り立ちの他、「熊」との関係で面白いことがわかりました。また、成り立ちについてはいろいろな説があって、はっきりしたことはわかっていないようです。「わかっていない」...
四字熟語600

596:良知良能

読み:りょうちりょうのう意味:人間が生まれながらにそなえている知恵と才能のこと。出典:『孟子』<尽心章句・上、15章>解説①: まず、最初にこの四字熟語が出てくるところの訳文をそのまま掲載します。”孟子が言うに、「人が学...
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義:教育&常用漢字、漢検6級

「先義後利」という四字熟語について調べていたとき、「義」の成り立ちについて疑問が出てきました。いろいろと調べてみましたが、結局わかりませんでした。”わからなかった”ということを前置きして、自分なりに考えたこととその過程を...
四字熟語600

368:先義後利

読み:せんぎこうり意味:まず、人としての道義を第一に考えて、利益は二の次にすること。出典:『孟子(もうし)』<梁(りょう)恵王章句・上>解説①: この四字熟語は<梁恵王章句・上>凡(およ)そ7章あるうちの第1章から作られ...
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「博」と「搏󠄀」「敷」「専」

「博学審問」という四字熟語について調べていたところ、「博」の成り立ちについていろいろと興味深いことがわかりました。また、「搏󠄀」や「敷」、「専」との関係でも面白いことがわかりましたので、合わせてまとめてみたいと思います。...
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審:常用漢字、漢検3級

審音読みは、「シン」。訓読みは、「つまびーらか」。意味は、①あきらか。②はっきりさせる。というような意味があります。この漢字の成り立ちですが、一般的には、宀󠄀(ベン、うかんむり)+番(バン)からできているとみていいと思い...
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「甫」再考と「圃」「用」「甬」「同」

「博学審問」という四字熟語の「博」と「審」について調べていたところ、「甫」の成り立ちについて改めて考えさせられました。また、「甫」を調べていると、「用」や「甬」、それに「圃」「同」との関係も興味深いことがわかりましたので...