ピノキオ 国際版ディズニー名作コレクション 13

文・解説:とき ありえ
デザイン:坂井美穂
編  集:斎藤妙子
発行所:株式会社講談社

とき ありえさんによる解説:『ピノキオ』の原作は、演劇評論家として活躍したイタリアのコッローディ(1826~1890)による児童文学です。本当の勇気とはなにか、良心に従うことの大切さなど、主題はたいそう教育的ですが、木のあやつり人形が動くという設定は文句なしにおもしろく、説教くささを感じさせないお話となっています。
 ピノキオが誘惑にまけて遊びくらすのも、説教のためのエピソードというより、じつはお話の中でもっともわくわくするところであり、悪の楽しみを本の中で味わうということが、逆にまっすぐな心を育てるという、教育的なパラドックスにもなっています。

この絵本を読んで:「良いこと」と「悪いこと」、一見簡単なようで、これが実は難しいですね。この絵本を読んだからといって、善悪の判断が身につくとは思いませんが、この絵本を読んだことによって、何が良いことで何が悪いことなのかを、何かを行う前に、一度立ち止まって考える習慣が身につくことを期待します。一緒に読み進めながら、普段の行いなどを振り返ってみるのも楽しいと思いますよ。

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