出直し!漢字学習

「鶏」について

四字熟語「割鶏牛刀」の「鶏」について調べてみました。 「鶏」は音読みで「ケイ」、訓読みで「にわとり、とり」と読みます。文字で説明するより、イラストのほうがわかりやすいですね。 では次に成り立ちについて説明します。「鶏」の...
四字熟語600

109:割鶏牛刀

読み:かっけいぎゅうとう意味:とるにたりないことを、大げさな方法で処理することの戒め。出典:『論語』<陽貨第十七>解説①: まずこの四字熟語が含まれている文章の書き下し文と現代語訳をみてみます。*『論語』加地伸行氏より。...
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「憂」について

四字熟語「遠慮近憂」の「憂」について調べてみました。 まず、意味の確認です。『角川新字源 改訂新版』を参考にしてまとめました。一①うれえる。うれい。うれえ。 ㋐思い悩む。心配する。悩み。心配 ㋑悲しむ。悲しみ。 ㋒おそれ...
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「慮」について

四字熟語「遠慮近憂」の「慮」について調べました。 意味については、「深く考える。あれこれ考える。思いをめぐらせる。」という理解でいいと思います。 問題は成り立ちです。だいたい次の二つに分かれるようです。a.「虍󠄀」+「思...
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「遠」について

四字熟語「遠慮近憂」にある「遠」について調べてみました。 意味については、「二つのものが空間的、時間的、心理的に離れている=遠い」という理解でいいと思いますので、今回は成り立ちを中心に解説します。 まず、「遠」の組み合わ...
四字熟語600

080:遠慮近憂

読み:えんりょきんゆう意味:先々のことを見通して行動しないと、身近なところに心配ごとが生じるということ。出典:『論語』<衛霊公第十五>解説①: この四字熟語は次のような短い言葉から作られました。 ”子曰く、人 遠慮無けれ...
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「獲」について

四字熟語「先難後獲」にある「獲」について調べました。「難」にも含まれる「隹」に関する補足説明も加えながら説明していきます。 まず、意味の確認です。派生的な意味もありますが、基本的に、・得る。手に入れる。つかまえる。という...
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「難」について

四字熟語「先難後獲」の「難」について調べてみました。 調べる前、「そんなに難しくはないだろう」と思っていたら、"難"しかったです<苦笑>。成り立ちに不明な部分があるためか、諸説あります。どれが正しいのかはわかりませんが、...
四字熟語600

379:先難後獲

読み:せんなんこうかく意味:仁徳者は難事を先にして利益は後のこととすること。人がいやがる困難なことを率先して行い、人がしたがる利益に直結するようなことは後回しにすること。また、まず苦労して後に功を得ること。いろいろ骨折っ...
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「兄」と「弟」について

「四海兄弟」に含まれる「兄」と「弟」について調べてみました。 意味についての説明は特に必要ないと思いますので省略します。また、それぞれの成り立ちについては諸説あるようですが、その解釈の違いによって意味に影響するようなこと...
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「海」について

「四海兄弟」の「海」について調べてみました。 まず、意味の確認から。今回は『新漢語林 第二版』を参考にしました。①うみ。わたつみ。⇔陸。②みずうみ(湖)。いけ(池)。「北海(バイカル湖)」③物事の多く集まる所。「官海」「...
四字熟語600

253:四海兄弟

読み:しかいけいてい意味:世界中の人々はみな兄弟のように仲良くすべきだということ。また、礼儀とまごころをもって人に接すれば世の人々は兄弟のように親しくなれるということ。出典:『論語』<顔淵>解説①: この四字熟語は次のよ...
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「色」について

「巧言令色」の「色」について調べてみました。 まず成り立ちについてです。 『漢字源 改訂第五版』『新漢語林 第二版』『角川新字源 改訂新版』『常用字解』では、次のような字形を元に解説されています。これは「篆文(てんぶん)...
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「言」について

「巧言令色」の「言」について調べました。「言」の意味については省略し、成り立ちについてだけ解説します。 ではその成り立ちですが、わたしが調べたかぎりでは、「言」=「辛」+「口」という組み合わせが一般的なようです。 一方、...
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「巧」について

「巧言令色」の「巧」について調べました。 まず、意味の確認です。今回は『漢字源 改訂第五版』を参考にしました。①細工や技術がじょうず(上手)であるさま。手の込んだわざ(技)。②たくみ(巧み)にうわべ(上辺)を飾る。また、...
四字熟語600

198:巧言令色

読み:こうげんれいしょく意味:愛想のよいことをいったり、顔色をつくろって、人に媚びへつらうこと。出典:『論語』<学而>解説①: この四字熟語は次のようなことばにあります。”子曰く、巧言令色、鮮なし仁。”現代語訳: 老先生...
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「博」再考

「博文約礼」という四字熟語にある「博」についての再考です。 「博」、そして博に含まれる漢字も合わせると何度も調べましたが、納得のいく結論に達することができませんでした。 今回、これまでの記事を読み返したり、調べ直したりし...
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「文」について

「博文約礼」という四字熟語にある「文」について調べました。 まず、意味の確認です。今回は『新漢語林 第二版』を参考にしましたが、『角川新字源 改訂新版』もほとんど同じです。一①あや。模様。かざり。いろどり。外見の美。外面...
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「礼」について

「博文約礼」という四字熟語にある「礼」について調べました。 まず、意味の確認です。今回は『漢検漢字辞典 第二版』を参考にしました。①秩序ある社会生活を営むうえでの定まった作法や儀式。②うやまう。敬意をはらう。③感謝の気持...
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「約」について

「博文約礼」という四字熟語にある「約」について調べてみました。 今回は『新漢語林 第二版』の意味を元に、四つの辞典の成り立ちを見てみます。そして、そのあと、成り立ちについて、わたしのいつもの勝手な推論を記します。かなり違...
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