出直し!漢字学習

「割」と「害」、カブトガニとヒツジ

以前、四字熟語「割鶏牛刀」の「割」について調べ始めましたが、「割」の左側「害」の成り立ちについて問題があることがわかりました。『Wiktionaryー害ー』によると、”字形の由来は不明。数多くの説が存在したが定説はない。さらに、根拠としていた金文の文字が「害」ではないことが近年明らかにされたため、こ...
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「取」について

四字熟語「舎短取長」の「取」について調べてみました。 今回は、まず「取」の一番古い(と思われる)甲骨文字を見てみます。つながっているため、わかりにくいかもしれませんが、左半分が「耳」で右半分が「手」です。この組み合わせからも判断できるかと思いますが、「取」の組み合わせは、「耳」+「又(手)」とされて...
出直し!漢字学習

「短」について

四字熟語「舎短取長」の「短」について調べてみました。 今回の問題点ですが、なぜそういう成り立ち・組み合わせなのかについての説明が不足している点です。それをまず確認するために、いくつかの辞典類の解説をそのまま紹介します。そして、そのあとに、いつものわたしの推論で、不足している点を補ってみたいと思います...
出直し!漢字学習

「舎」と「余」

四字熟語「舎短取長」の「舎」についてと、それに関連して「余」についても調べました。「余」については、以前「道聴塗説」の「塗」について調べたときにも調べました(「塗」について、+「余」「途」)が、「舎」との関連性から新しい発見などもありましたので、ここでも改めて記しておきたいと思います。 では、まず「...
四字熟語600

280 舎短取長

読み:しゃたんしゅちょう意味:短所や欠点をすてて、長所をのばすこと。また、つまらないものを排除して、よいものを取りあげること。出典:『漢書3 志(下)』<芸文志第十>*ちくま学芸文庫解説①: 出典にある「志」は、ここでは「記録」というような意味で使われています。*「志(こころざ)す:ある目標の達成に...
出直し!漢字学習

「度」と「庶」について

四字熟語「寛仁大度」の「度」についてと、それに関連して「庶」についても少し調べてみました。 まず、「度」の意味を確認します。今回は『漢検漢字辞典 第二版』をもとにして、他の辞典の意味も参考にしながら、加筆・修正しています。1.[ド・ト]①ものさし(物差し)。長さの基準。②のり(法)。決まり。法則。規...
出直し!漢字学習

「仁」について

四字熟語「寛仁大度」の「仁」について、今回は成り立ちと組み合わせを中心に調べました。また、意味については一般的な意味の紹介程度にしたいと思います。 それから、解説を始める前に、古代中国の大まかな時代の流れをみておきます。なお、区分や年数については諸説ありますので、参考程度と考えてください。殷(商):...
出直し!漢字学習

「寛」について

四字熟語「寛仁大度」の「寛」について調べてみました。意外な成り立ちや字形の組み合わせに、正直なところ、はじめは間違いじゃないかと思いましたが、調べを進めるうちに、なぜそういう成り立ちや組み合わせになったのかがよくわかるようになっていきました。 その理解が深まっていく過程を、わたしのいつもの勝手な推論...
自由のぉと

チンパンジー「アイ」の最期に想う

7月2日付け朝刊「天才チンパンジー・アイに哀悼を 功績たたえ京大がサイト開設」という見出しが目に留まりました。その記事によると、「アイ」はアフリカ生まれの雌のチンパンジーで、推定1歳のときに京都大学ヒト行動進化研究所(旧霊長類研究所、愛知県犬山市)に。チンパンジーの学習や記憶などの認知能力を調べる研...
四字熟語600

120:寛仁大度

読み: かんじんたいど意味:心が広くて慈悲深く、度量が大きいこと。出典:『漢書1 帝紀』<高帝紀第一上・下>*ちくま学芸文庫解説①: 出典にある「帝紀」とは、前漢時代を皇帝毎に分けて書かれた歴史書のことです。その中の「高帝紀」は、初代皇帝・劉邦(りゅうほう、高祖とも呼ばれる)の生涯について書かれたも...